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SIMの基礎知識

SIMとは

電話会社の通信回線を使い、通話やデータ通信を行うのに必要なICカードのことを指します。
SIMカードには「IMSI」というコードが保存されており、このコードで契約者情報と回線提供会社とを結びつけ、 契約で紐付いた電話番号で電話や SMS を使えるようにしています。
NFCFeliCa等の非接触型決済の機能を使えるようにしているのもこのカードです。

SIMの種類

市場に出回っているSIMカードには3つのサイズがあります。

標準SIM

標準SIMと呼ばれる縦1.5cm×横2.5cmタイプ(Mini SIMとも呼ぶ)。スマートフォンだけでなく携帯電話にも使われていました。

micro SIM

縦1.2cm×横1.5cm。現在のスマートフォンでの主流サイズになります。

nano SIM

micro SIMカードよりもさらに小さい最新規格。iPhone 5iPhone 5s、iPhone 5c、iPad miniといった端末で使用されています。

 

さらにSIMのタイプとしてサイズ違いのほかに、SMSの対応、NFCのType A/B方式対応か否かとの違いがあります。

SMS 対応 SIM

SMS対応のSIMならば会員登録を行うSNSサービス(LINEや、GREEmobageなど)の会員登録に使えるようになります。
また、データ通信専用のMVNOをスマートフォンで利用すると、機種によっては「アンテナピクトが表示されない(アンテナピクト問題)」「バッテリーの消費が激しい(セルスタンバイ問題)」という問題が発生することが知られていますが、こちらが解決できます。

NFC Type A/B方式 対応 SIM

いわゆるピンクSIMと呼ばれているもので、 NFCのType A/B方式のサービスを利用するために必要なドコモのSIMカードの色がピンク、NFCのType A/B方式に対応していないものが赤色のSIMであることから呼ばれています。 Type A/B方式のサービスを登録することで、欧米やアジアなど海外で提供されている決済サービスが利用可能になります(端末対応必須)。

用語の説明

SMSとは

SMS(ショートメッセージサービス)は、その名の通り携帯電話で全角70文字程度の短い文章を送信できる機能のことです。 ただし、SIMフリーの端末によってはSMS機能自体が利用できないものもあります。

MVNOとは

MVNOとは、MNOと呼ばれる無線通信事業者から無線通信設備を借り受けてサービスを提供する事業者のことです(BIC SIMにおいてはMVNOがiijMNOはドコモとなります)。

NFCとは

Near Field Communicationの略称で、13.56MHzの周波数を利用する通信距離10cm程度の近距離無線通信技術で、機器をかざすことによって通信します。 「ISO/IEC 14443」と「ISO/IEC 18092」の2つの標準によって定められた近距離無線通信規格で、 世界中で広く利用されているMifare(Type A/B)、主に日本や一部アジア地域で利用されているFeliCa(Type F)といった規格があります。
日本では「おサイフケータイ」や「モバイルSuica」はFeliCa(Type F)、taspoや運転免許証がMifare(Type A/B)です。 ちなみに日本国外でNFC対応をうたう端末のほとんどはMifare(Type A/B)のみをサポートしたものであり、 FeliCa(Type F)との互換性はない為、海外のNFC端末を日本に持ち込んだとしても、そのままでは物理的に「おサイフケータイ」や「モバイルSuica」といったサービスを利用できません。

SIMロックフリー端末とは

現在、日本国内において、NTTドコモソフトバンクauの携帯電話のSIMスロット、カード自体は同じ規格が採用されています。 しかし、それぞれの携帯電話に他社のSIMカードを挿しても使うことはできず、特定のSIMカードのみ使えるようにしているものを「SIMロック端末」と言います。 逆にSIMロックがかかっておらず、どこの携帯電話会社のSIMカードでも利用できる端末を「SIMロックフリー端末」と言います。